C−2000ZOOM活用術
リングストロボ
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「ストロボとフラッシュ」リングストロボのレポートにいく前に、ちょっと豆知識。今も出ましたリングストロボの「ストロボ」と「フラッシュ」の違いって何? それはですね、「フラッシュ」とは「閃光」の事で閃光させる器材には「フラッシュバルブ」と「エレクトロニック・フラッシュ」の2つが存在します。 「フラッシュバルブ」とはマグネシウムフィラメントを加圧酸素で燃焼させて発光させるしくみで、1回ごとの使い捨て。ちょうどプリントゴッコの発光ランプと同じ様な物です。 それに対して「エレクトロニック・フラッシュ」は皆さんお馴染みの最近のカメラに内蔵されている物です。「写るんです」にもついているフラッシュの構造はキセノンガスが充填された放電管で出来ておりコンデンサーからの放電で繰り返し使えるメリットがあります。 この「エレクトリック・フラッシュ」を米国の「ストロボリサーチ社」が古くから製造販売しておりその商標「ストロボ」が一種のグローバルスタンダードになった事から 「エレクトリック・フラッシュっつーたらストロボじゃーん」 ってなったのです。 「商標」なので他メーカーはストロボと言う言葉は使わず、「スピードライト」とも呼んでいたり「フラッシュ」と呼んだりしていると言う訳。ここで紹介しているSRinc製のRF−50は「リングストロボ」ではなく「リングフラッシュ」が正式名称。 ですから「フラッシュ」でも「ストロボ」てもどっちでも良いんだよーって事。 |
それでは本題の実験レポートに入りましょう
SRinc製のリングフラッシュ「RF−50」と言うのはデジタルカメラ用、それもオリンパスのC1400L用に開発されたものです。 C1400L(XLじゃないぞっ)には外部ストロボ端子が付いていなかったため本来外付けのストロボの使用は出来ないとされていました。これを解決する為にSRincは「Digi−Slave」シリーズを出し、デジタルカメラの内蔵フラッシュに同期させて光る「スレーブユニット内蔵型エレクトリックフラッシュ」を製作したのです。 このシリーズの1つとして少々特殊な発光タイミングを持つC1400L用にリングフラッシュが世に出された訳です。この後にC1400XLと言う改良型のデジタルカメラが登場してからはリングフラッシュはRF−50のみの選択肢ではなくなりましたが、つい先日RF−50の日本での輸入代理店「W−WingSOFT」さんがRF−50用のワンタッチ式マクロレンズ脱着システム「WM−52」を製作、販売を開始しました。私の元にも届いておりますので、目茶区茶便利なWM−52は次のレポートの際に発表したいと思います。 今回はですね、C1400シリーズ専用だったRF−50を新型のC−2000ZOOMに装着する方法とリングフラッシュのメリットについてレポートしていきます。 RF−50についての詳細は「Digi−Slaveレポート集」をご参照ください。 |
まずはオリンパスより出ている 「43→55mm径 ステップアップリング」 をRF−50へ取り付けます |
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そして、 C2000ZOOMお馴染みの 「コンバージョンレンズアダプター CLA−1」 も合体させます |
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するってぇーと(江戸っ子弁)、 この様にC2000ZOOMとRF−50は 切っても切れない関係になるのだ RF−50付属のシンクロケーブルでカメラと つながなくてもC2000ZOOMならば同期 発光します この状態で内蔵フラッシュを「強制発光」に すれば、即撮影開始出来るという訳。 |
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リングストロボの効果って?マジックインキを真上から撮影して影の出方を見てみます | |
内蔵フラッシュで撮影 影が出来ているのが分かるでしょ? |
リングフラッシュ「RF−50」で撮影 影が無くなります |
絞りの設定 | |
F4.5 1/650S 絞りを開いて撮影 これだと少し露出オーバー気味 |
F11 1/100S 絞りを絞って撮影 適正な露出になった RF−50の撮影にはF11が最適 C1400Lでは絞りの設定が出来なかったので、 減光(ND)フィルターを使っていた |
撮影サンプル |
F11 1/100S チューリップを真上から撮影 淡いピンク色も奇麗に再現され、 リングフラッシュの効果で影ができないで撮れる クリックするとVGA(640x480)サイズになります |