タイドデザインから発売されたデジタルカメラ用の液晶モニタービュワーが手元に届きましたので、早速レポートしてみます。このビュワーは、屋外撮影時の見にくい液晶モニターの改善を目的とした新商品です。
これが「ディフューザー」と呼んでいる半透明のフィルター。 デジカメの液晶モニターと言うのは普通に見ている分には分かりませんが、ルーペで拡大して見てみると、RGBの点々の集まりであって、実に見にくいものなのです。普通にルーペで拡大しただけでは、かえって見にくくなってしまう所を、このディフューザーを取り付ける事によって粒子感を無くし、見やすくなるのが特徴です。 ディフューザーは付属の両面テープで取り付けます。 ディフューザーやビュワー本体が軽いので、両面テープで取り付ける仕様でも何ら問題はありませんが、ここで1つ気になってしまうのがディフューザー自体(厳密にはそれを取り付ける枠)の取り外しが難儀になってしまう事。つまり、1つのビュワーをいくつかのデジカメに流用する事は事実上不可能と思ってください。両面テープを取り外して、またくっつければいくらでも取り外しは出来ますが、両面テープの粘着力も弱くなりますし、何より面倒。 1つのデジカメに対して、1組の液晶モニタービュワーと考えてください。 ディフューザーを装着した図。 と言っても、デジカメ1つに対して使うのであれば、装着した感じもディフューザー自体が薄いので違和感はなく、大抵はソフトケースにもそのまま収まります。ここではオリンパスのC3030Zoomに取り付けてみました。 ディフューザーを取り付けると、映り込みも多少軽減されるようです。但しそれほど映り込みを抑える物でもありません。あくまで、ビュワー取り付け時の液晶モニターの粒子感軽減用と思ってください。 これはビュワーの接眼部。 ビュワーは接眼部にルーペとしての凸レンズが取り付けられています。よって、これを覗き込むと、拡大鏡の役目を果たします。 ビュワーを装着したフル装備の図。 全部取り付けるとこんな感じになります。 ビュワーは簡単にディフューザーから着脱可能なので、収納時は取り外します。 見た目は何か大きく見えますが、そんなにでもありません。 撮影時の液晶モニターの見やすさはさすがに良くなります。 ディフューザーを取り付けた事によって液晶モニターは粒子感が無くなり、目にも優しくなってますが、1つ難点を言えば、ディフューズされた結果、実は液晶モニターで見るピントが甘くなってしまいました。このディフューザー用のフィルターは枠を残して取り外せるので、ディフューザーを通さずにビュワーを装着する事は可能です。これは好みの問題でしょう。 なお、非対応のデジタルカメラもある為、購入の際は確認してからになります。 ネットでの通信販売もタイドデザインで取り扱っています。 |