冬、寒い時期はデジカメにとっては良い季節。
え?どうして?
それは寒さでノイズの発生が少なくなるからなのです。
特に夜間撮影ならば、長時間露光を行ってもそれほどノイズが浮いてきません。
そこで、古い機種とは言えまだまだあなどれない、コダックのDC260Zoomを使って夜景を撮影してみました。
夜景の撮影には「ホワイトバランス」が重要。
まずはそのセッティングから。
以下の3枚の画像を見てください。
撮影条件はいずれも
F2.8
4秒露光
で共通です。
どうですか、凄く雰囲気が違ってくるでしょう。
撮影するシーンによって、ホワイトバランスはマニュアルでセッティングする必要があります。オートのままだとどんな色になるかは分かりません。ホワイトバランスは一度試し撮りをしておき、データを取っておくと良いでしょう。
実際の撮影の際は三脚必須です。
三日月と都市の明かり
F2.8
8秒露光 |
この写真、2000年の暮れに撮った物。三日月の奇麗な夜でした。荒川土手から撮影していますが、風も強かったため、ブレを抑えるのが至難。特にシャッターを押した際に起こる振動で三脚を使っていても写真がブレる場合があります。
ブレてしまった例
わずかな振動も写真に影響する |
それと、遠景の場合はオートフォーカスが効かない場合があるので、マニュアルフォーカスが可能な機種は必ずそちらに切り替えます。オートフォーカスの場合、遠くのポイントにある点光源を使ってピントを合わせられもしますが、大抵の場合、AEもロックされてしまいますから、フォーカスは常に固定出来るカメラを使うのもコツです。
細かな注意点としては、撮影前までカメラは涼しい場所に置き(暖房している部屋は禁止)、カメラの電源は撮影するまでは入れない。撮影したらこまめに電源を切る。撮影トータルは20分以内でテキパキ撮影する。これは、カメラ内部の熱の発生を極力減らす必要がある事と、長時間撮影しているとレンズに結露が発生する場合がある為です。 |