デジタルカメラ活用術

ホワイトバランス
「曇天空 編」


曇天空の場合

曇り空(曇天空)や日陰、陽のかげった夕刻前の条件下によるホワイトバランスのモードの違いを見てみます
この様な撮影条件の場合は全体的に青味ががった感じになってしまいます。今回は曇天モードもあると言うニコンのCoolPix900で撮影した画像で見ていきましょう
共通データ
CoolPix900(E900)で撮影
曇天空
被写体:「ドナルド君」
ホワイトバランス
オートモード


被写体に白色が入っているので
後で示す曇天モードと同じ色調になっている
とは言えホワイトバランスの自動モードの正確さも
かなり高いのでしょう

前回のリコーDC−3では
自動モードでもかなり変な色調になっていた
ホワイトバランス
太陽光(デーライト)モード


曇天空、元を正せば太陽光、、
って発想でデーライトを選ぶと
アララ、色調が変に。
デーライトとは日中の光のことを差すので
曇り空では使えません
ホワイトバランス
白熱球(タングステン)モード


赤みを押さえるタングステンモードでは
青が際立って出てしまいました
これをうまく使えば冷たいイメージや
月夜の光を演出させることも出来ますね
ホワイトバランス
蛍光燈モード


蛍光燈モードは緑かぶりを押さえるモードです
今回の条件下には適合しません
ホワイトバランス
曇天モード


曇天モードがあると便利ですね
オートホワイトバランスの効かない被写体では
かなり有効に使えると思います
今回の場合の様にカメラが優秀で、
かつ被写体に白色の物が含まれるケースでは
オートモードでの撮影の方が
より自然な色合いになるときも有ります
撮影:ぴっぴさん
画像をクリックするとVGA(60KB)の元画像(ベーシックモード)になります


前回、「デーライトでの撮影条件」は
こちらをクリック

98/12/01
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