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デジタルカメラ研究マガジン デジタルカメラ大実験

東芝
AllegrettoM70
60秒露光での問題点

ファームアップで60秒露光までＯＫとなったＭ７０君。
ところが、ちょっとした問題も発生しているので報告しておきます。

今回の画像はM70君をシャッタースピード優先の撮影モードで起動させ、レンズの前をキャップなどで覆って真っ暗にさせた後、撮影を行っています。

最初に各シャッタースピードでのノイズチェックです。
画像チップは各撮影画像の右上を等倍で切り取ったものです。
そんなにじっくり見ないでしょうから、小さく切り取りました。
東芝
AlegrettoM70
１秒露光
２秒露光
４秒露光
８秒露光
１５秒露光
３０秒露光
６０秒露光


次なる画像はこれ。

C3030Zoom
16秒露光
AllegrettoM70
60秒露光


比較する相手って言うのが可哀相なぐらいなノイジーな奴（C3030Zoom）でして、
撮り比べてみると分かりますが、M70君はノイズが少ないです。
ここまではM70君には何の問題点も有りません。
むしろ、「すっげー」と驚くノイズの少なさです。

こっからが問題。

３０秒露光
６０秒露光

これはＭ７０君で撮影した画像をそのままリサイズした物。
30秒ではほとんど分かりませんが、60秒になると、
左上辺りにピンク色の「シミ状」の色ムラが発生します。
リサイズしているのでそれほど目立ちませんが、
実際は2048x1536ピクセルの巨大画像ですから、色ムラの範囲も
かなり大きくなっています。
固体的な差である可能性も有りますが、ここで使っているＭ７０君以外でも
色ムラが出ているみたいなので、つまりはＣＣＤの限界点を越えている、
そんな感じです。

60秒露光をさせてくれただけでも良しとしなければいけないかな。


00/11/20