DSC-S30に
RAYNOXマクロコンバーターを取り付けてみる


ソニー・サイバーショットDSC-S30のレンズにはフィルター装着用の37mm径のネジ込みが有ります。RAYNOXのマクロコンバーターも同じ37mm径の物が有るので、それを装着してみましょう。



DSC-S30とRAYNOXマクロコンバーター




装着した図


装着方法はいたって簡単で、マクロコンバーターをネジ込めば完成。
RAYNOXは吉田産業(株)からデジカメ用に出ているコンバーターレンズのブランドなんですが、ここで使ったマクロコンバーターはオリンパス用のものです。すべてを見た訳ではないので詳しくは書けませんが、RAYNOXのマクロコンバーターはカメラに装着する際のアタッチメントの違いこそあれ、レンズ自体はどれも同じ物を使っているので流用は可能です。もしかするとサイバーショットS30・S50シリーズ用も売られていてもおかしくないですね。但しS70はレンズ径が違うので、そのままでは装着は出来ません。

実写で説明
DSC-S30で撮影後、リサイズのみ。
被写体の花の直径は25mmです。


ワイド端マクロ

DSC-S30はワイドマクロなので、広角側に目一杯ズームを引くと被写体まで3センチ接写が出来るようになります。他のカメラに比べてDSC-S30はマクロは強いです。


テレ端マクロ

望遠側(3倍ズーム時)に持って来るとマクロモードでも被写体に迫る事が出来ない。約60センチ離れてフォーカスが合うようになる。
オリンパスのデジカメの様なテレマクロカメラならば、ズーミングした方がマクロに強くなるが、DSC-S30では出来ません。


ワイド端マクロ
  +
RAYNOXマクロコンバーター


RAYNOXのマクロコンバーターは「4x」と表記されているタイプを使っています。先ほどのカメラのみの画像に比べて、かなり接写可能になります。また、背景のボケも奇麗になってきました。DSC-S30は絞り優先AEが付いていますので、細かいステップでボケ具合を調整できます。

注目すべきはワイド端でもケラレが発生しない事。つまり全域マクロがOKです。




テレ端マクロ
  +
RAYNOXマクロコンバーター


カメラそのものはワイドマクロ仕様ですが、マクロコンバーターを付けるとテレ端(3倍ズーム時)の方が被写体を大きく捕らえる事が可能になりました。これだけマクロ撮影出来ると撮影の幅が広がります。
但し、ピントの合焦域がシビアになりますし、ちょっとした風の動きでブレが発生するので、慎重な撮影と絞り値の選択が必要になります。テクニックを駆使するので、ビシッと決まると素晴らしい写真が撮れます。

00/09/10