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EOS D30 に FDレンズを付ける
NFD 135mm F2.8 編
人と違ったものとは何かを考えると、大まかに見れば、ひとつは被写体選びであり、もうひとつはカメラのシステムであります。この組合せで色々な個性が生まれてきます。私の場合は何にしようか考えていた所、元々マニュアルカメラが好きでAE−1を持っていたりしてましたから、それならばとデジ眼でマニュアルレンズを取り付けるのが良かろうとはじめました。最新鋭のレンズを選ぶのも良いですが、あえて20年から30年前のレンズにタイムスリップするのもまた面白いです。 私が選んだのは、1979年(昭和54年)6月に発売された、 New FD135mm F2.8 です。 135mmで使いやすく、また明るいレンズです。短焦点レンズですから、昔のとは言え収差は比較的キッチリと抑えられているようで、色の二次スペクトルは流石にノーマルレンズしか使ってませんから発生していますが、シャープ感は開放からキッチリと描写されています。
カメラの機能は絞り優先AEのみとなり、レンズの絞りリングの値が直接反映されます。シャッタースピードはカメラが自動で判断しますので、特に不具合も無く使えます。勿論フォーカスはマニュアルのみです。 カメラはMFモードで認識されていますので、シャッターボタン版押ししててもAEロックはされません。私はオリンパスのC2500Lの初期の仕様に慣れてましたから、AEロックされない方が使いやすいです。被写体が特別明るかったり暗かったりする場合はカメラボディーの「*」ボタンを押しつづけてやればAEロック出来ます。ちょっと面倒とは言え、これが本来のカメラの撮影スタイルなんじゃないかな。
レンズそのものはフォーカシングモーターも絞りの電気駆動も入ってませんから実にスリムです。EF系レンズを見慣れていると、なんかとっても小さく感じます。このレンズの場合はレンズフードが組み込まれていますので、これまたシンプルで便利。但し、フード自体が小さすぎて、余りフードの実用性が無いとも言われてもいるようですが。どうなのでしょうか。 描写は開放値からシャープです。NFD 100mmがソフトフォーカスっぽいと言われているようなので、シャープさを求めるならこっちなのかな。私は詳しくないので、これから実際に何本か手に入れてデジ眼との相性を見ていこうと思います。 以下、薄曇りの日だったので、すべて開放値のF2.8で撮影。 クリックすると元画像を表示します。 |
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F2.8 1/30s |
F2.8 1/30s |
F2.8 1/250s |
F2.8 1/125s |
F2.8 1/100s |
F2.8 1/100s |
F2.8 1/125s |
F2.8 1/125s |
F2.8 1/500s |