C2000ZOOM活用術
空中を浮遊謎の飛行物体を前回掲載しました
まだ見ていない人はこちらを見ておいてください
この不思議な物体は何か?
その答えを書きましょう
レタッチ無しで空中に浮かす術の公開です!
これが空中浮遊術の「タネ」です
デジカメ大実験の常連さんは多分、
「あー、こんな事するのはココか、のらねこ洞しかないよねぇー」
って思ったに違いない(笑)
このフィルター群はすべて減光フィルター(以下NDフィルター)です
手持ちがなかったので、ステップアップリングを多段利用した為に少々不格好になっちゃってます
ND2、ND4、ND8を今回利用しています
NDフィルターは光の量を減らす効果があり、
いくつも重ねる事で単体利用よりも更に減光効果を高めています
上の写真は蛍光燈にNDフィルター(今回使った多段式)をかざしたものです
通常白飛びしてしまうのに、NDフィルターを通してみた部分は
ハッキリと蛍光燈の姿が見て取れるでしょう
これがNDフィルターの効果です
つまり、明るい物や場所で光の量を減らすために用います
通常利用ではこんなに多段にして利用することはありません
今回は「空中浮遊術」を行うために少々細工をして見たわけです
C2000ZOOMに取り付けた図が上の写真
なんだか「一眼レフカメラ」みたいですね(笑)
実際の撮影では「三脚」を使用します
三脚が無いと「空中浮遊」は成功しないのです
その訳は、、
今回の撮影条件では日中の太陽ギラギラの中で行っています
最初にNDフィルターを取り付けないで撮影するとシャッタースピードは1/600sになっていました
ここにその多段式NDフィルターを取り付けると、
なんとシャッタースピードは1/3sに下がります
それだけ光の量が減ったのです
1/3sと聞いても1秒の3分の1であってそんなに長時間と思わないかもしれませんが、
写真の世界では本来1/600sだったのが1/3sですから、
実に200倍もスローシャッターになったと思ってください
ギラギラの日中に1/3sはNDフィルター無しでは絶対に出来ません
1/3sでは手持ち撮影は不可能、そこで昼間でも三脚が必須になります
では、どうして「空中浮遊」になるのか?
すべてが上の写真の様にはなりませんが、
「車」の場合はタイヤが移動している為に写らないのと、
ボディーの部分は1/3sの時間では進行した分だけボヤケながら写るのです
スピードがもっと早い物体だったり、シャッタースピードがもっと遅いと、
今度は完全に画像の中からいなくなり、背後の風景のみが写ることになります
露出の応用なので、みなさんも挑戦してみてはいかがですか?
追伸
謎の超高速で走る車を撮ってみたのじゃっ
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