このあたりはビルに囲まれてはいるが
線路の上は建物の無い空間としてポッカリ空いている
ビルとビルとを結ぶ巨大な現代版の吊り橋
頭上から圧縮されるような気分だ
ふと身近には、そこかしこに手をつなぐカップルの姿
「サンダル」もこの街にあふれている
木のデッキが都心とは異質な分、反対に調和の取れた雰囲気をかもし出す
老人を撮った際に偶然にも気持ちが悪くなった女性が写った
都心は意外にも老人の様なマイペースで生きるべき場所なのかも知れない
昼間からゴミ箱を漁る人はあちこちで見かけられる
全く人目を気にせず淡々と事を済ませる
世の中、疲れることが多い
ちょっとしたベンチスペースでは体とともに心も休憩する人達で溢れる
ほんの少しの新宿での時間
帰り際、テラスで軽く食事をした後、ここを離れた
99/06/05
