DC−3Z
DC−2L

マクロ対決!

突然ですが、てんとう虫の「てんちゃん」が卵を産み、
なんと!ふ化してしまいました。
うーん、この寒い時期に、、と困ったちゃんじいは、
なんとなんと「ビニールハウス」の家庭用ってのを買って、
しかもアブラ虫の養殖にと、鉢植えの花々まで仕入れて来てしまいました。
ちょうど、デジタルフォトプレス誌の方から
「DC−3Z」のマクロ画像を頼まれている事も有り、
一石二鳥で、撮影も兼ねた大掛かりなセットの誕生と相成ってしまったのでした。

と、冒頭に「てんとう虫」から始まった「マクロ対決」、
今回の画像はビニールハウス設置以前に撮影した物を使って比較します。
「ビニールハウス」撮影の方は明日以降、太陽の光線のチャンスを狙って順次撮って行きます。


まず両機種の「マクロ」仕様について

RICOHのデジタルカメラの素晴らしい所はマクロ撮影に有ります。
この仕様はDC−3Zにも継承され、レンズ前1センチまでの接写が可能になっています。
特にこのDC−3Zは、パッシブオートフォーカスにより、
超マクロ時もピントを自動で合わせてくれます。
前機種の「DC−3」のみマニュアルフォーカスが採用されていました。


撮影条件はどちらも
・太陽光 (直射日光)
撮影日時がちょっと違っています。
厳密に同条件では無いので、私はマクロの「其の一」と致しました。
次回「其の二」では条件を合わせて撮影します。

DC−2L

DC−3Z

色彩の深さって言うのか、濃く出ているのはDC−2L。
細かいラインが出ているのはDC−3Z。
所で「DC−3Z」の特徴で、マクロ撮影時にはちょっとテクニックが入ります。
シャッターボタンを「半押し」でオートフォーカス等がセットされるのは同じですが、
一度「半押し」を解除すると、本番撮影でシャッターを切った時、
再度「オートフォーカス」をカメラが実行してしまいます。
これを防ぐには「半押し」のまま指を動かさないで、
構図が決まったら「シャッターを押し切る」事により解決します。
ただ、これは結構指に神経が行ってしまい、
面倒な事になってます。
DC−2シリーズでは、モニターで追従している時は
一度「半押し」でオートフォーカス実行してしまえば、
その設定値がずっとオフセットされていました。
マクロ撮影時は最も重要な所で、このDC−3Zの仕様には困りました。
ちなみに「DC−2」でもモニターOFF時(光学ファインダー使用時)には、
DC−3Zと同じ様に働きます。



DC−2L

DC−3Z

この2つは比較するには難しいのですが、
DC−3Zはかなり接写しての撮影。
DC−2Lも勿論ここまで接写は可能です。
花は同じ物ですがDC−3Zの時は少し枯れてきています。

ま、共通で言える事は
「さすがマクロに強いな」
ですね。
原色フィルタのDC−3Zは赤が奇麗に出るみたいです。
もっともっと撮り続けないとなんとも言えないので、
次回に続くなのだ。

97/12/25

デジタルカメラ大実験へ