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リングフラッシュ(リングストロボ)は、自然科学や医療の分野で使われている物です。これをデジタルカメラに取り付ける為には、カメラ自体が外部ストロボに対応している必要があり、主にオリンパスのC1400シリーズ、C20x0Zoomシリーズ、C3030Zoomが利用されています。 最近は、外部ストロボ対応で、マニュアル露出が可能なデジタルカメラも多く登場して来ましたので、より多くのカメラでリングフラッシュを使えるようになりました。 ここでは、東芝のAllegrettoM70に取り付けてみる事にします。 リングフラッシュはSRincのRF−50(W-Wing SOFTさんで扱っています)を使います。このリングフラッシュの特徴は、スレーブ対応なので、シンクロコードが無くても使える事です。但し、完全に同期を取るには、やはりカメラのストロボ接点とケーブル接続が確実です。 これに、必要なM70用のアダプターリングと、リングフラッシュへのステップアップリングを用意します。 最初にリングフラッシュに52mm径からのステップアップリングを取り付け、 M70用アダプターリングを装着します。 そして、M70本体と合体させた図がこれです。 今度はシンクロコードを取り付けます。 リングフラッシュ側と、 M70側をRF−50に付属のシンクロコードで結びます。 これが完成の図。 リングフラッシュがひっくり返ってるけど、どの向きでも構いません。 光学ファインダーは使えなくなります。すべて液晶モニターでリニアに画像を確認します。 ちなみに、M70の場合は外部フラッシュを発光させた際は内蔵フラッシュは発行禁止になります。内蔵・外部が同時発光してしまうオリンパスのデジタルカメラの場合は、RF−50のボディーで内蔵フラッシュの光が被写体に当たらないように遮ってあげないと、影が発生してしまいます。 M70は大丈夫(こちらの方が便利)。 どんな風な効果があるかって言うと、 これが内蔵フラッシュで撮影した物。 マジックインキを3つ並べて真上から撮影しています。 影が右下に流れていますね。 こちらがリングフラッシュを使った撮影。 影が同心円状になっているのが分かるでしょう。 背景も余分な光の反射が無い分、均等で平面的に写ります。 M70はマニュアル露出も可能なので、更に露出の制御で光量を調整できます。 |