「QV−10A」で月を撮るシリーズ
其の二

やっと撮ったぞ「月の海」

テクニック編


98年1月13日 午後6時30分
澄んだ夜空には大きな満月です!
早速撮影準備にかかります。
以前8倍の双眼鏡で挑戦したのは前に書いています。
以前の挑戦を見たい人はここをクリック
今回はビデオ用の2倍テレコンバータも使った16倍ズーム仕様です!

これが撮影用に作ったスペシャル仕様の望遠鏡
取り付けには「セロハンテープ」を利用
これで16倍ズームに!
「月」を撮影するに於いて必要な物が1つ有ります。
このオリジナル望遠鏡のレンズ先端に注目!
ND1/8減光フィルタです


まず、上の写真を見てもらえば分かりますが、
これが今回利用したオリジナルの望遠鏡になります。
右の写真の解説にも有ります「ND1/8減光フィルタ」が今回の鍵ですので
覚えておいてください。


「ND1/8フィルタ」無し
絞り「開放」
露出オーバーになり、手ぶれも発生
「ND1/8フィルタ」無し
絞り「絞る」
絞っているのにまだ露出オーバーに


上の2つの画像は「ND1/8減光フィルタ無し」の物です。
「月」は以外にも明るく、明暗のハッキリしたフレーミングの為、
露出オーバーになり、このままでは撮影不可能。

そこで、「NDフィルタ」と言う
「彩度を保ちながら光を減光するフィルタ」
を利用。
「ND1/8」とは
「入ってくる光を8分の1に減光する」
の意味です。
望遠鏡を説明した最初の右側の写真の先端に付いていますので確認してみてください。


撮影には三脚を利用


これがQV−10Aと合体している図
双眼鏡はいつもの様に接眼部のゴムキャップを外す。
結構重いので、QV−10Aのレンズ部が動かない様、
セロテープで固定
QV−10Aと双眼鏡のすぐ上に有る「点」が月
写真最上部の光は街灯です。
この撮影模様の写真はDC−2Lで撮影してますが、
夜空の「月」もしっかり写っていて、
DC−2Lのレンズ性能の良さがうかがえる。


今回撮影した「月」
NDフィルタのおかげで「月の海」まで見える
QV−10Aの解像度が低いのが難点
しかし、前回「月」を狙った時よりも格段の進歩
左の画像の中心部の拡大
もっと解像度が高いデジカメで撮ってみたいね!


目標の「月の海」の撮影には成功した。
しかし、QV−10Aの解像度の低さには泣かされる(拡大すると顕著)。
やはりVGA以上の解像度は欲しい。
手持ちの双眼鏡ではこれが限界なので、
更なる挑戦の為には別の手段が必要だ。
それと、そろそろQV−100以降の機種を手に入れる必要も有るなぁ、、、。

まだまだ挑戦は続くのである

98/01/14

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