「デジタルカメラ」における
光学フィルタの効果

デジタルカメラも「写真」の一種です。
光を受けて画像を捕らえています。
ここでは簡単に「光学フィルタ」について触れておきましょう。

フィルターには沢山の種類が有りますが、
代表的な「減光フィルタ」「UVカットフィルタ」を紹介します。

減光(ND)フィルター
ND-4xで−2EV
ND-8xで−3EV
光量を抑える効果がある
まるで「サングラス」の様である


「減光フィルタ」とは、
「光を弱める」と言うことであり、サングラスの様に黒っぽいガラスです。

「減光フィルタ」の効果とは?

直射日光下では光が強すぎますので、
減光フィルタによって光の量を調整します。
あまりに強い光の下で撮影すると、
デジタテルカメラの画像素子が飽和してしまい、
そこだけ真っ白くなってしまう事を多少押さえる効果が有ります。
また、デジカメの「絞り」を変える事が出来るのも魅力です。
光が弱まった分、絞りをカメラが自動的に開放します。
これによって「背景のボケ」を楽しむことも可能になります。

フィルタ無し ND(1/4減光)フィルタ使用


上の2つの撮影結果を見てください。

「余り変わらないんじゃない?」

そうなんです。
それが「正解!」
このフィルタの大きな特徴なんです。
「こんなに黒っぽいガラスで出来ているのに、結果は付けてない時と同じ」
これは

色彩に影響を与えない特性が有る

減光フィルターは一眼レフカメラ用として各種売られています。
デジタルカメラ自体がフィルタを取り付けられる構造になっていないので、
実際の使用時は、ちょっと大き目の径(52mm程度)を買ってきて、
デジカメのレンズ部にセロハンテープで貼り付けるか、
手で持って押さえながら撮影します。
際立った効果は出ないものの、「絞り」に影響しますので、
背景をボカす事が出来る場合も有りますから、
興味の有る方は使って見てください。

次回は「UVカットフィルタ」について書きます。

(C1400LでのNDフィルターを使った絞りの操作はこちら

98/03/05
デジタルカメラ大実験へ