「DC−3Z」vs「DC−2L」

望遠(ズーム)対決!


新発売のDC−3Zには3倍望遠のズーム機能が付いています。
方や大御所DC−2Lには実質1.6倍の望遠レンズが装備されています。

この2機種の望遠対決はこれいかに!



装備の解説から

DC−2Lは2焦点式レンズを採用しており、
35ミリ換算で

広角

35mm

これを基準として
倍率を計算

望遠

55mm

1.6倍率

カメラの切り替えレバーにより物理的に変化させます。
実際には55mmの望遠側にレバーをたおすと、
レンズ前に望遠レンズが装着される仕組みです。


DC−3Zは無段階に広角から望遠に変化します
35ミリ換算で

広角

45mm

1.3倍率

望遠

135mm

3.8倍率


となっており、DC−3Zは最広角寄りでも1.3倍率のレンズを採用しています。
道理で同じ位置から撮影しても、大きく写った訳なのだ。

それでは同じ位置から撮影したそれぞれの画像を元に解説して行きます。

DC−2L
広角

DC−3Z
広角

DC−2Lは暗いシャドウの部分が写っています。
DC−2Lは明るい物より暗い部分の方が得意の様です。




DC−2L
望遠(1.6倍)

DC−3Z
望遠(3.8倍)

やはりDC−3Zのズームは凄い。
良く見ると木々の色が違います。
DC−3Zは自然な感じですが、DC−2Lの方はなんだか黄ばんだ色になってます。
同じ位置から撮ってもこれ程違うアングルになるとは...


特別編!
DC−3Zにビデオ用のテレコンを付け
倍率アップ!


DC−3Z
テレコンバーター併用(7.7倍)

これはDC−3Zの最望遠時に8ミリビデオカメラ用のテレコンバータ(2倍)を付けた物です。
もう凄いの一言。
パッシブオートフォーカスの素晴らしさ!ピントがぴったり。
奥の「大成殿」にピントが合い、手前の木々がうまくボケています。
画像を拡大しても文句の付けようが無い程奇麗に撮れました。
実際の距離にして100メートル以上離れています。


今回の撮影ロケで分かった事は、
DC−3Zは結構頑張ったデジカメで有ると言うこと。
願わくば85万画素以上の解像度が欲しい所ですが、
カメラとして物を撮る意欲をかき立てられる、
立派なカメラである。

レポート中に有った「ビデオ用のテレコンバーター」についての詳細は
こちらをクリック!

98/06/16(加筆)

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