この企画はですね、デジタルカメラと天体望遠鏡を融合して
「デジタル天体望遠鏡」
にしてしまおう!と考えています
とは言え、最初からすぐに完成・成功する訳ではなく、
私自身も初めての試みなので、何回にも分けて試行錯誤を繰り返して進んでいきます
第1回の今回はデジタル天体望遠鏡の「目」にあたる「CCD」部分についての研究からです
CCDをまずは調達しなければなりません デジタルカメラを分解するのが一番ですが、 丁度良い具合に、手元にQuickCAM (以下「目玉親父」とする)が有りました この目玉親父は上の写真の様に非常に小さく、また球形状のケースに CCD部分のパーツがすべて収められています その球形の一部がレンズとしてポッカリ開いています 以前にデジタル顕微鏡の製作を行ったレポートを見た人はお分かりでしょうが、 この目玉親父はパソコンの画面にリアルタイムに画像を表示します なので、球形部分にはレリーズボタンを初めとして、一切のスイッチ類は無く、 すべてパソコンで制御します これも画像を取り込む上では便利に働いてくれるでしょう ちなみに私の持っている目玉親父は「モノクロ版」で、 今回の天体望遠鏡にくっつける以外には何等使い道が無いんですよね、、 | |
その目玉親父とパソコンとはパラレルポート(プリンタポート)で接続されます また、電源はPS/2ポート(マウスポート)から取っています 外部の接続はこれだけで、後は専用のソフトをインストールするだけ パソコンは携帯に便利な様にノートPCを用意しました BIBLO 450NL/S って言う古い機種ですが、 Windows95が躍動し、しかも普段は使われてないパソコンなので 「目玉親父専用」にしても全く不便にならないメリットがあります 私の場合、こんな風なパソコンの使い方が出来るように、 他にも同じBIBLOが計3台と、東芝のSS433ってのを1台確保してたりもします(笑) いずれの機種もWindows95が動いて、しかも秋葉原や中古の通販でも 1万円で手に入るんですよね 良い世の中になったもんだ、、 | |
ノートパソコンの画面 開いているウインドウにリアルタイムで画像が表示されている 但し、BIBLOの場合なぜかゴーストが入ってしまうため、 現在検討中でもあるのだ |
目玉親父分解! 球体の繋ぎあわせの部分にドライバーを突っ込みこじ開けると、 中から基盤が顔を出します なんだか鉄腕アトムっぽい感じがしたのは私だけだろうか!? 中身はいたってシンプル 基盤1枚にCCDとコントロール部が一体化されており、 CCDの上にはレンズ部がネジでしっかり止められています | |
これがレンズ部 いわゆる「ユニット化」されており、金属でシッカリ出来ている この部分の分解はちょっと無理 そこでまずはこのレンズ部を取り付けた状態で使ってみることにした |
「接眼部に取り付け」に続く、、
99/08/22