デジタル天体望遠鏡の製作

「CCD」


この企画はですね、デジタルカメラと天体望遠鏡を融合して
「デジタル天体望遠鏡」
にしてしまおう!と考えています

とは言え、最初からすぐに完成・成功する訳ではなく、
私自身も初めての試みなので、何回にも分けて試行錯誤を繰り返して進んでいきます

これまでの「CCD部の研究」「接眼部に取り付け」の続編です

第3回では「CCD」を直接取り出してみます


これが目玉親父のCCD上に取り付けられていたレンズ部

複数のレンズ群で成っており、
精度を保つためにボンドで固定されている
よって分解する事→壊す事につながってしまう
CCDの大きさが同じなら流用出来るかも知れないので、
ここでは分解せずにそのまま置いておきます



これが受光素子「CCD」

レンズ部を外すとその中に隠れていた
デジタルカメラの「目」に当たる、銀塩ならフィルムだ
このCCDは古いタイプでモノクロ25万画素の物
最新の物でも受光面積が大きくなっただけであって、
形状は同じようなものである

すべてのCCDはこの様にIC型で、数本の足が出ており
基盤に半田付けされている
人工網膜タイプはまた違った形をしている



CCDに直接、望遠鏡の接眼部を被せてみた

焦点が合わないと像が結ばれないので、
これでうまく行くわけではない
結果は後日報告する



CCD

「受光部」はプールの様に見える中心の長方形部分
非常に小さい
顕微鏡で覗くとこの受光部が格子状に更に細かく区分けされ、
その1つ1つが1画素(1ピクセル)として光を受けている
その画素の集合体で「画像」として写し出されるのだ

デジタルカメラのカタログや仕様を見ると
「1/2インチ」や「1/3インチ」
などと表記されているが、これは「受光部」を
対角線で結んだ長さを表している
パーソナル機では現在2/3インチが最高である
大きい方が光をより多く受光出来るメリットがあるが、
反面「小型化」とは相反しておりカメラ自体が大きくなってしまう
なので同一面積を高密度化して画素数を増やしているのが一般的




次回に続く

99/08/29
デジタルカメラ大実験